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「商品 豆知識」 ④ 「アバクロンビー&フィッチ」について

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今回は、Abercrombie & Fitch を紹介します。

日本でも少し前まではAbercrombie & Fitch はアメリカンカジュアルを代表するファッションブランドとして大変有名でした。しかしアーネスト・ヘミングウェイと関係があるブランドだということはあまり知られていません。

Abercrombieは、1882年にニューヨーク州でスポーツショップとして創業しました。創業当初は、創業者であるデイビット・T・アバクロンビーが高品質なキャンプ用品や狩猟関連用品を商品として提供していたブランドで、

1900年に顧客だったエズラ・フィッチが経営に参加し、1904年から「アバクロンビー&フィッチ」として新たな展開が始まりました。。

元々は男性向きの無骨な商品がメインであり、冒険好きで知られたアメリカ人作家、アーネスト・ヘミングウェイもよくここで洋服や釣り道具を購入していたそうです。そのヘミングウェイが、「あそこはマッチョが行く所だ」と、作家仲間に薦めるほどだったそうです。

ヘミングウェイの言葉通り、当時は客の85パーセントが男性で、残りも男性客についてきた女性客であり、女性が自主的に買い物に訪れる店舗ではありませんでした。

しかし、1988年にリミテッド(現Lブランズ)により買収され、1992年にマイケル・ジェフリーズをCEOに迎えてからは方針を一変させ、20代前半をターゲットにしたヴィンテージ風カジュアルブランドに大変身しました。

その後はカジュアルながらも、健康的なセクシーさがあり、体にフィットするデザインが人気となっていきました。このカジュアルファッションブランドへと変わったのが1992年であり、

創業が1892年でもあるので、アバクロンビー&フィッチ(KIDS)の服には「92」というロゴが多く入っています。

俳優や歌手などの有名人が愛用することでも有名になり、ブランドのロゴマークであるムース(ヘラジカ)をあちこちで見かけるようになりました。

2009年までは商品価格の値引きはしない方針を採ってきましたが、2009年12月に他の競合ブランドの出現もあり、異例の値下げを断行しました。

しかしそれにも関わらず、アメリカ本土での既存店売上高は前年同月比で減少しました。不況下にあって競合ブランドのアメリカン・イーグル、エアロポステルなどは売り上げを伸ばしており、米国内においてはブランドの崩壊も噂されました。

どこの店舗でも店内には非常にきつい香水がふりまかれ、店舗の周囲数十メートル範囲まで匂うほどでした。

また、全盛期には半裸でマッチョな男性店員が客を出迎えるという独特なサービス行われたり、白人系アメリカ人の従業員を優先して雇用するなどしたため人種差別の疑いで集団告訴されるなどし、一時の勢いは薄れてきました。

時代の流れも一時はステータスとして扱われた大きめのロゴマークを嫌う風潮になり、ラルフローレンなども含めロゴマークを小さいものに戻すようになりました。

数年前には、「アメリカから消えていくブランド10」にも挙げられ、アメリカ国内の店舗もかなり閉鎖されました。しかし、手に入れにくくなってくると希少性も生まれ、古くからのファンも買い求め続けており、また力を盛り返しはじめています。

私のショップでも、これからもいろいろな希少な商品を販売していきたいと考えています。

 

次回もお楽しみに~

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